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Fantasyを始まらせてよ

好きなアイドルの話をします。

僕らはまだ夢の途中

初めて見たとき13歳だった。まだ背も低くて表情も動きも固い。でも顔つきだけは大人びていてとても13歳には見えない。そんな子だった。

 

その子はいつも画面の端で険しい顔をして踊っていた。私はただ単純に顔が好み、という理由でその姿を追いかけた。何度も見ていく内に少しずつダンスや表情が柔らかくなり、上達していく様が見れた。テレビにも少しずつ出るようになった。思い出話をすると私のジャニワ(初演)観劇日がたまたま14歳と1日経った日だった。14歳だからエヴァに乗れるね!なんて友達と面白おかしく話していたことが懐かしい。ハロブロ終わりに暗転した後も、姿勢を崩さずピッと立つ姿は今でも印象に残っている。その後も現場で見る度に成長を感じ、追いかけるのがとても楽しかった。

 

そんな楽しく追いかけている中、ある雑誌に載せられたインタビューに衝撃を受けた。それも悪い意味で。何気ない言葉が私にはショックで仕方なく、気持ちは急激に冷めていった。15歳の誕生日を祝う頃にはその子への気持ちはほとんど無いに等しかった。

けれども、何の因果か毎年1,2回はその子を見る機会があり、その度に伸びた身長や精悍な顔つきに心を震わせ成長を感じていた。私がその子から離れている間にも、シンメの片割れはこの世界を去り、身長は180cmの大台に乗り、舞台でセリフをもらい、中学生だったその子はいわゆる高校生無所になっていた。そして今回のJr祭り。まさか2017年になってもあの子を見る機会があるなんて、と切っても切れない縁に笑うことしかできなかったが、久しぶりに双眼鏡の中にあの子の姿を収めてみた。長い手足で大きく踊る所は変わらないし、不器用だけど生真面目な性格が滲み出ていた。かと思えば客席にこなれたファンサを披露したり、キラキラの笑顔と滑らかな腰使いは私の知らない彼の姿だった。幸か不幸か彼の踊る場所はことごとく私から見て後ろ向きだったが、その大きくなった背中に心を締め付けられた。それは喜びなのか悲しみなのか寂しさなのか、はたまた驚きなのかわからない。でも彼の姿がこの上なく心を揺さぶったのは確かだ。

 

きっとこれからも、あの日のあの子の言葉を私は忘れない。今までのように燃え上がるような気持ちで、追いかけることも多分無いだろう。デビューして欲しい、とかユニットに所属して欲しい、といった願望もこれといって無い。でもどんな道を選んだとしても、私は彼の幸せを祈るだろう。一つだけ欲を出していいのなら、20歳の姿を見せて欲しい。成人おめでとうって言わせてね。

ひとまずは、谷村くん高校卒業おめでとう!君の未来に幸あれ!